岡本クリニック

記憶の中のエピソード NO2

 

暑かった夏も終わり、「食欲の秋」ですね。そこで今回は、体重ネタを！

 

　問診表には、必ず身長と体重を記入していただきます。BMIをみるわけですが、

開口一番「体重減らしましょう」と告げられたＡさん。食事を見直して

運動すること！！と言われて、再び受診されたのは、半年以上経ってからの事でした。

　その間必死のダイエット。「痩せないと治療してもらえないかと思った」って

いうくらいＡさんの心に響き、なんと１３㎏減量成功しての来院でした。

「これでちゃんと治療できる」と。

　不妊治療のスタートラインに立ち、順調に検査を済ませて、早々と妊娠されました。

自分ではなかなか真剣にダイエットを始めても続けられなかったけど、

先生から妊娠するには体重をコントロールすることも大事といわれ頑張りました、と。

もうお一人、体重100㎏を軽く超えていたＢさん。

体外受精目的で紹介されての治療開始でした。すぐに体外受精をなさいましたが、

結果は得られませんでした。

そこで発覚した糖尿病の治療を開始し、１年以上経過した頃だったでしょうか、

３５㎏減量したうえで、再度体外受精に挑戦、妊娠なさいました。

今では糖尿病の検査は必須の検査ですが、もう十数年前の事でした。

糖の代謝は卵子の質にも影響し、体重のコントロールの大切さを身をもって

体験されました。

Ｂさん、「好きな洋服を選んで着られるようになってメッチャうれしい」と

話して下さり、近々ある男性歌手のライブに、好きな服を着ていくことができると、

満面の笑みで話して下さいました。そして、もしお腹の子が男の子であれば、

名前はその男性歌手の名前○○○にするのって話して下さいました。

無事男の子をご出産、お名前はもちろん○○○、

なんとも微笑ましいお手紙をいただきました。

 

私の中に鮮明に残るダイエット談のお二人です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Мでした。

こんにちは

岡本クリニックに勤めはじめたのが30代半ば、

今では50代同世代の方に携わっていたのに、

いまや娘世代の方に携わり…私の中のアルバムに、

新しいエピソードが次々と刻まれていきます。

　今年春に、中学生の娘さんと一緒にクリニックを訪ねて下さった、

いわゆる卒業生の方がおられます。

 

この方、長く当クリニックで不妊治療を続けておられましたが、

一旦ご自宅近くの病院に転院されました。

ある日クリニックを退職したスタッフに偶然出会い、

「岡本先生のところに戻ってみたら…」と声かけられ、

思いっきり背中を押された感に、我に返ったとのこと…

再び不妊治療を開始することとなりました。

 

今思えば、「あの時」出会って声をかけられなければ…と

しみじみ語って下さいました。

桜が満開の土曜の午後のひとときでした。

私の中のエピソードのひとこま、またお話しさせていただきますね。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Mでした。

こんにちは(^o^)看護師Ｋです🍀

ご覧いただきありがとうございます

 

今回は当院で受けていただく血液検査の中の甲状腺ホルモンについてお話しさせて

 

いただきます💉

 

たくさんある検査項目のなかにＴＳＨ(甲状腺刺激ホルモン) と抗サイログロブリン抗体

 

という自己抗体の検査があります。あまり聞き慣れない検査だと思いますが、

 

甲状腺とは代謝や体の成長に必要なホルモンを分泌しています。有名なのが

 

甲状腺ホルモンが過剰な状態となるバセドウ病ですね。反対に不足している状態を

 

橋本病と言います。この甲状腺機能を採血で評価しています🏥

 

・ＴＳＨ 高値、抗サイログロブリン高値(追加検査のフリーT3、

                                                                                                  フリーT4は低い)⇒橋本病

 

・ＴＳＨ 低値(追加検査のフリーT 3、フリーT 4は高い)⇒バセドウ病

 

ざっくりですがこのようになります。

 

なぜ当院の検査に甲状腺機能の評価が含まれているのかというと、不妊や流産の

 

原因になりうるためなのです☝特に橋本病の場合ＴＳＨ を2.5以下に整えておく

 

ことが必要となるため専門内科をご紹介することがあります💊

 

またこの他のスクリーニング検査についてもお話しできればと思います☺

ホルモンを測っているのは

新しく導入した機械の2台目は、当院でホルモンを測定してくれる機械 cobas ‼️

cobas は、電気化学発光免疫測定法（ECLIA）を用いた卓上タイプの免疫分析装置です。

コンパクトな設計でありながら50以上の項目をラインナップし、

短時間・高感度・ワイドレンジ・検体微量化を実現しました。

(↑説明書はこう書いてます😳)

簡単に言うと難しい方法を使って、クリニックですぐにホルモン測りますっ！！

ってことですかね😅

ただ、この装置、よく医療機関が外注に出す検査会社(検査ばっかりを一括してしている

会社)でも使っているくらい本格的な機械なんです😏

見て下さい👀ちょっとカッコよくないですか⁉️✨ これが結構大きいんです💦

当院では、限られた項目だけにはなりますが、

これを使って皆様の診察に必要なホルモン値を院内で私たちが測定しています😃

当院を初めて受診される方へ ナースから

久しぶりのスタッフblogです。

当院も、お陰さまで開院以来、沢山の患者さまに通院していただき、めでたくご卒業されています。

そこて、今回は初めて受診していただく患者さまに診療がスムーズに進むためのお願いがございます。

1.基礎体温を測っておられる方は、できましたら、表にして持参してください。
最近は、スマホアプリで付けておられる方も多いのですが、スマホの画面では、長期の記録が一目でわかりにくいのが、欠点です。
基礎体温表をお持ちでない方は、当院でも用意しておりますので、ご遠慮なく受付までお申し付けください。

2.他院から転院の患者さまは、他院での検査及び診療データを持参してください。当院では、持参されたデータを参考に検査や治療を進めさせていただいております。

3.日により、診察の混雑状況が異なります。火、水、金曜日の午前中は、非常勤の女医の診察もございます。
一般不妊治療をご希望の方は、女医の診療もご利用ください。
（女医は非常勤の為、急な休診もございますので、ご希望の方はあらかじめ確認の上、ご来院ください。）

以上、患者さまのご来院お待ちしております。

看護師一同

リラックスと不妊治療

こんにちは！ 暑いですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
看護師のFです。（ブログのほうでは）ご無沙汰しております。

早いもので、このクリニックに勤めて私も１０年ほど経ちました！

先日 ２人目さんご希望の患者さまに「まだお勤めでしたか～」と懐かしく
喜んでもくださり、時が経つのも本当に早いなあと思っております。

当時書いていた自分のブログを読み返し、「なんか・・・若いなあ！」と感じました。
・・・ということはそれだけ年を取ったということですかね（笑）

さて、当時はアロマセラピーについての記事を書いていたのですが、
やはり引きつづき、アロマについては記事にしていきたいと思っております。

 
・・・・皆さん、治療に疲れたなあと感じる時、ストレスを抱えてどうしようもない時

自分をリラックスさせるすべをお持ちでしょうか？

何かとストレスが溜まりやすい現在、自分でストレスを発散するすべを
持っているのと持っていないのとでは大きな違いがあると思います。

 
私も年を重ねるにつれ今まで感じたこともなかったイライラや体の不調に悩まされること

があります・・・年齢的なものでしょうか？まあなんでも年のせいにしてはいけませんが、

私の場合は そうゆう時やはりアロマの力を借りたりしています。

 
好きなアロマの精油の蓋を開け、深呼吸してみるのです。
精油の成分は嗅覚系を経て大脳辺縁系、視床下部という脳の部分に作用すると言われています。

大脳辺縁系とは食欲、性欲、睡眠、ホルモン、感情、記憶、などに影響を与えます。
その香りが好きだと感じれば、それぞれの香りに対応した神経科学物質の放出がされるそうです。
例えば ラベンダーはリラックス効果があるとされているので、その香りが好きだと感じれば
脳から自分自身をリラックスされる物質が出てきてくれるというわけですね！

人間の体は素晴らしいですね！

不妊治療されている患者さんは色々な不安やストレスをお持ちだと思います。
クリニックにご来院の患者様には 少しでもその不安を解消できるよう、お話をお伺いしたり
治療についてわからないことがあればいつでも気軽に聞いていただけるような看護師でありたいと
思っております。

最近は子供を授かるための活動を「妊活」というようですが・・・・
「妊活」がただ辛いだけのものではなく、おおらかな気持ちで取り組んでいただけるよう

アロマやその他、リラックス法についても勉強し、シェアしていきたいと思うので
またみなさん、よろしくお願いいたしますね！！

ホルモン⑤ プロゲステロン（黄体ホルモン）

排卵後に残った卵胞が黄体というものになり、その黄体から分泌されるホルモンです

プロゲステロンは、子宮内膜に働きかけ、着床しやすい状態にします

また、排卵後に基礎体温が高くなるのも、このプロゲステロンの働きによるものです

排卵後に、黄体ホルモン剤をお渡しすることがあります。

それは、プロゲステロンを補充することで、子宮内膜の状態を着床に適した環境にしようという目的があります。

薬の種類にもよりますが、基礎体温もキレイに高温相になり、患者さんも安心されるかもしれません

看護師Ｋでした

ホルモン④ エストラジオール(卵胞ホルモン）

卵巣から出るホルモンです

目安としては、排卵の頃に、いい大きさの卵胞ひとつ当たり、２００前後の卵胞ホルモンが出ると考えられています

必要な患者さんには、排卵前に採血をさせていただいて、卵胞ホルモンを測定します。

卵胞ホルモン値が低すぎると、卵子の状態が良くないことが予測されます

また、月経中には卵巣に大きな卵胞がないことが多いのですが、時々、大きな卵胞が残っていることがあります。

そのような場合、排卵誘発剤をご希望の患者さんには卵胞ホルモン値の測定をさせていただきます。

卵胞ホルモン値が低ければ、その卵胞からホルモンは出ていないので、問題なく、排卵誘発剤を使えます。

卵胞ホルモン値が高ければ、前周期からの卵胞が残っていて、ホルモンバランスが崩れているので、排卵誘発剤は使わないことにしています。

自然に経過を見て、自然に排卵が起これば、もちろんタイミングをとっていただきます

しかし、ホルモンバランスが崩れているために、排卵がスムーズに起こってこない場合もあります。

経過を見ながら、どのようにしていくかを患者さんと相談して決めていきます。

看護師Ｋでした

ホルモン③ ＡＭＨ（抗ミューラー管ホルモン）

卵巣の予備能をチェックするホルモンです

卵巣年齢のチェック・・・なんて言われ方をすることもあるようです

ＡＭＨは、月経周期によって変化するものではないので、いつでも検査できます。

他のホルモン同様、血液検査です。

年齢とともに低下していくものですが、個人差があります。

ＡＭＨを改善する治療法はありませんが、自分の卵巣の情報のひとつとして、治療方針を決める助けになるかと思います

岡本クリニックでは、患者さんの年齢や治療歴などにより、おすすめする場合と、ご希望に合わせて検査する場合とがあります。

気になる方は、お気軽におっしゃってください。

看護師Ｋでした

ホルモン② ＦＳＨ（卵胞刺激ホルモン）

下垂体から分泌されるホルモンで、卵巣へ働きかけて卵胞を発育させるホルモンです

卵巣機能が低下している場合、ＦＳＨが高値になります

ＦＳＨが出て、卵巣に働きかけているのに、卵巣が反応してくれないから、「あれっ？まだ足りない？」と、ＦＳＨをもっともっと分泌するっていう仕組みでしょうか・・・

ちなみに、経口薬の排卵誘発剤は、このＦＳＨではありません。

ＦＳＨが分泌される下垂体よりも上の部分（視床下部）を刺激して、視床下部から下垂体にＦＳＨを分泌させるように命令を出すようにする・・・ややこしいけれど、間接的な、より自然に近いような排卵誘発方法です

注射薬の排卵誘発剤の成分には、ＦＳＨが含まれています。

ＦＳＨだけが含まれる種類と、ＦＳＨとＬＨが混ざっている種類とがあります。

患者さんの卵巣機能に合わせて、医師が選択して使っていきます。

注射でホルモンを足してあげて、卵巣により刺激を与えて、卵胞の発育を促すということです

患者さんの元々の卵巣機能の関係もあって、常に排卵がキレイに起こるわけではありませんが、自然周期の次のステップとして排卵誘発剤があります。

看護師Ｋでした