岡本クリニック

はじめまして。

２月から新しく培養室に仲間入りしたです

以前は関東で培養士をしていましたが、このたび大阪に移住してまいりました

大阪は美味しいものがたくさんあって最高ですね

私は大阪に来てまだ半年ですが、kgも体重が増えてしまいました

今年の目標は体重を元に戻すことと、

早く培養室での仕事を覚えることです

この病院は先生と培養士さん達の信頼関係が出来ていてとても良い雰囲気です

私も早く皆さんのお手伝いができるように頑張ります

こんな私ですがこれから宜しくお願いします

 

でした

患者さんからのご質問⑦

家事や仕事で忙しくて、なかなか受診ができません。

妊娠しやすい身体作りのために、自宅で自分でできることって何かありますか？

健康的な生活を送ってください

コレさえすればなんてことはありません

バランス良く食事をとる

睡眠時間にも気をつけて

適度な運動も大切かなぁ

ストレスもできるだけ少ない方がいいかもしれません

タバコはやめましょう

他には何かあるかしら・・・みなさんも考えてみてください。

看護師Ｋでした

体の中で精子は・・・～その②～

前回は、精子の移動中の障害部位についてお話しましたが

今回は移動中、精子自身に起こっていることをお話します

前回お話しした、卵管のくぼみにうまくくっついた精子は

くぼみから離れた後に受精能獲得(キャパシテーション)を始めると言われています

名前の通り受精するための能力を身につけるのです

これが起こらなければ精子は受精することができません

従って。。。体外に射出された直後の精子にはこれがないため、

培養液で時間をかけて培養することにより受精能を獲得させます

そして・・・・・

卵管を移動中、キャパシテーションが始まると

精子は超活性化(ハイパーアクチベーション)した状態になります

ただ泳いで進むだけでなく鞭打ち運動でより激しく運動します

このときの精子は尾が2本に見えるくらい激しく動いているんです

これでやっと精子の準備は完了しました

あとは、卵に向かってひたすら進んでいくのです

でした

患者さんからのご質問⑥

空いている曜日や時間帯があれば、教えてください。

申し訳ありませんが、わかりません。

その日の天候や季節にも関係していると思うのですが・・・

個人的な観察の結果ですが、ちょっと書かせていただきます

たとえば、梅雨の時期の晴れの日は空いている・・・みなさん、お洗濯に忙しいのかなぁ

たとえば、お給料日の前のころは空いている・・・みなさん、お給料もらってから、来院されるのかなぁ

たとえば、朝から降っていた雨が上がったら、混み始める・・・みなさん、雨上がりを待って来院されたのかなぁ

たとえば、１２月は定期健診の方が多い・・・みなさん、年内に受診して、すっきりとした気持ちで新年を迎えたいのかなぁ

たとえば、連休の前後はどうかなぁ・・・

患者さんの気持ちになって考えてみると、納得した気分を味わえます

しかし、逆の場合もあります

数年に一度の大雪の日、「今日なら空いていると思って・・・」と、意外と混んでいたこともありました

・・・・・・だから、わかりません

看護師Ｋでした

 

体の中で精子は・・・～その①～

今回は受精の舞台にたどり着くまでを精子側からお話します

射出された精子は卵管膨大部までたくさんの障害を乗り越えてきます

膣→子宮→卵管へ移動していきますが、ここで取り上げる障害部位は2つ・・・

膣から子宮への移行部

非常に狭くなっていて、ここには普段はネバネバした少量の頸管粘液があります

従って。。。精子にとって通過するのは非常に困難です

しかし排卵時期のみ粘液の量が増え、またサラサラになるので精子は通過し易くなります

子宮から卵管への移行部

卵管で最も内腔が狭く、通過しにくいのです ここには、くぼみがあり、

このくぼみにうまく頭部をくっつけた精子が受精能力を獲得しやすいと言われています

 

これらの障害は受精へ向かう精子数を制御しているため数億の射出精子のうち

卵管膨大部まで到達する精子はせいぜい数十～数百と言われています

卵のところまでやってくる精子は篩いにかけられた、よりすぐりの精子たちなんです

精子のがんばりわかっていただけましたか

                                                                               　　　　　　　　　　　でした

患者さんからのご質問⑤

今まで不妊治療をしているのですが、転院を考えています。

全ての検査を、はじめからやり直さなければなりませんか？

岡本クリニックでは、以前通院されていた医療機関からの紹介状や検査結果をお持ちいただければ、参考にさせていただきます。

全て、最初からやり直す必要はありません

しかし、月日がある程度経過してしまっているものや、検査されていない項目があれば、再検査・検査をさせていただきます。

結果をもらったけれど、捨ててしまった・・・という話をよく耳にします。

患者さんご自身の情報です。

しばらくは保管しておいてください。

岡本クリニックでは、検査結果は全て患者さんにお渡ししています。

どうぞ大切にしてくださいね

看護師Ｋでした

 

４月になったら・・・

子どものころは、４月になったら・・・と入学や進級を喜んだり、不安がったりして、１年でいちばん変化する時期でした。

しかし、今の私は、季節を感じる余裕もなく、バタバタと日々を過ごしています。

しかし、「４月だから」と気合を入れて、ちょっとムズカシイ（？）ホルモンのことについて書いていきたいと思います。

 

看護師Kさんのブログ、頑張ってくれております。

皆様のご参考にしていただけたら幸いに存じます。

4月のブログのアップが遅れてしまいましたことをお詫びいたします。 院長

ホルモン⑧ プロラクチン（ＰＲＬ）

下垂体から分泌されるホルモンです。

乳腺刺激ホルモンとも呼ばれて、妊娠中から授乳期にかけて、乳汁分泌を促す作用があります

一見、不妊治療とは関係なさそうですが、妊娠中・授乳中ではないときに、プロラクチンの分泌が亢進すると、よくありません

岡本クリニックで不妊治療での問題となるのは、高プロラクチン血症です

プロラクチンは、先にご紹介したＬＨやＦＳＨ（２つ合わせて性腺刺激ホルモン）と同じ下垂体から分泌されます。

プロラクチンが高くなると、下垂体のひとつ上の部分（視床下部）から下垂体を刺激する命令が弱まり、プロラクチンの分泌を抑制するけれど、合わせて、性腺刺激ホルモンの分泌も抑制してしまいます

すると、排卵障害や月経不順となることが考えられます。

また、着床障害となることも考えられます。

性腺刺激ホルモンの働きを思い出してください。

看護師Ｋでした

３月・・・寒さにサヨウナラ

３月です

我が家のチューリップたちもみんなそろって芽を出してくれました

室内に入れていた鉢植えたちも、そろそろ外に出しても大丈夫でしょうか・・・

すっかり暖かい日もあれば、冬に逆戻りしたような日もあって、体調管理が難しい季節です。

花粉症の方は、「春が来た」なんて、喜べる気持ちじゃないのでしょうか・・・

さて、３月は年度納めなので、忙しくされている方も多いことと思います。

みなさん、どうぞ、お体には十分お気をつけ下さい。

３月は、１月からの続きで、患者さんからのご質問をご紹介します。

看護師Ｋでした

 

性周期に関するホルモン②プロゲステロンの働き

前回の『性周期に関するホルモン①エストロゲンの働き』に続いて、

エストロゲンと協調して働くプロゲステロンの働きについて

 

 

プロゲステロン(PROG/P4)は排卵後の卵胞が黄体化した黄体から

産生・分泌されるため黄体ホルモンとも呼ばれています

 

プロゲステロンの働き

 

 

女性ホルモンと聞くと、エストロゲンを思い浮かべるかと思いますが、

プロゲステロンも性周期の大きな一因なんです

 

                 でした