今回は受精の舞台にたどり着くまでを精子側からお話します
射出された精子は卵管膨大部までたくさんの障害を乗り越えてきます
膣→子宮→卵管へ移動していきますが、ここで取り上げる障害部位は2つ・・・
膣から子宮への移行部
非常に狭くなっていて、ここには普段はネバネバした少量の頸管粘液があります
従って。。。精子にとって通過するのは非常に困難です
しかし排卵時期のみ粘液の量が増え、またサラサラになるので精子は通過し易くなります
子宮から卵管への移行部
卵管で最も内腔が狭く、通過しにくいのです ここには、くぼみがあり、
このくぼみにうまく頭部をくっつけた精子が受精能力を獲得しやすいと言われています
これらの障害は受精へ向かう精子数を制御しているため数億の射出精子のうち
卵管膨大部まで到達する精子はせいぜい数十~数百と言われています
卵のところまでやってくる精子は篩いにかけられた、よりすぐりの精子たちなんです
精子のがんばりわかっていただけましたか
でした
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