岡本クリニック

続発性不妊症って・・・！？

一度でも妊娠したことがあるのに、いざ子どもが欲しいときに妊娠しない場合や

ふたり目の子どもが欲しいのになかなか妊娠しない場合を

続発性不妊症といいます

一方、ひとり目の妊娠（初めての妊娠）がなかなか・・・という場合を

原発性不妊症といいます

以前、妊娠や出産をしたことがあるのに、何でなかなか難しいのか・・・

なかなか納得いきませんよね

でも、確実に月日は流れ、ご夫婦ともに年齢は　　しているので、

いろいろと条件は厳しくなっています

逆に、もともと卵巣機能不全だったり、精子の条件が少し悪い方が、

ひとり目はラッキーなことにすんなり妊娠されたものの、

ふたり目のラッキーがなかなか訪れないこともあるかもしれません

もちろん、過去の妊娠時のことは今さら調べられないので、

何ともいえませんが・・・

もしかしたら、育児や他のことに忙しくて、

性交渉が少なくなっているのかもしれません

もし、私って、続発性不妊症かな　と思う方は、どうぞご相談にお越しください

最後にお願いですが、

小さいお子様と一緒に来院されるのは、できるだけご遠慮ください

待ち時間はお子様にとっても苦痛ですし、

患者さんご自身も落ち着いて説明を聞いたりすることが難しいと思います

また、不妊治療で通院されている他の患者さんのお気持ちを

どうぞお察しください

ご家族やお友達のご協力を得て通院されている方

一時保育を利用されている方もいらっしゃいます

また、お子様が幼稚園に入園されたので、やっと・・・なんて方もいらっしゃいます

続発性不妊症の方ならではの、大変なことも多くあるとは思いますが、

ご理解とご協力をよろしくお願いします

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師　Ｋでした

排卵誘発剤の注射薬って・・・！？

岡本クリニックで、主に使っている排卵誘発剤の注射薬３種類をご紹介します

　フォリスチム・・・遺伝子組み換え型の卵胞刺激ホルモンです

　　　　　　　　　　　　注射の時の痛みは、この中ではいちばん少ないです

　　　　　　　　　　　　値段も、この中でいちばん高価です

　　　　　　　　　　　　自己注射用のペン型注射器があります

　フォリルモンＰ・・・閉経女性の尿を材料にしている、卵胞刺激ホルモンです

　　　　　　　　　　　　　患者さんに聞いてみると、注射の痛みはあまりないようです

　ｈＭＧフジ・・・閉経女性の尿を材料にしています

　　　　　　　　　　卵胞刺激ホルモン＋黄体化ホルモンです

　　　　　　　　　　注射は、ちょっと痛いみたいです

注意事項・・・

　　いくつもの卵胞が育つことで、卵巣が腫れて、

　　下腹部痛やお腹の張りなどがある場合があります

　　気になる症状があれば、すぐに教えてください

それぞれの使い分けは、とても複雑で、ココでは書きつくせません

ひとことで言えば、患者さんの年齢、卵巣機能、卵胞の大きさ、ホルモン値・・・

さまざまな情報をもとに、医師が決めています

また、何でも聞いてくださいね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師　Ｋでした

排卵誘発剤の経口薬って・・・！？

ここ岡本クリニックで、

主に処方している排卵誘発剤の経口薬を２種類ご紹介します

セロフェン（クロミフェン）

　一般的な薬で、多くの方に処方しています

　子宮内膜が薄くなったり、おりものが少なくなる場合があります

　そのような場合には、セキソビッドや注射薬をおすすめしています

セキソビッド（サイクロフェニル）

　効果が穏やかなので、セロフェンよりも錠数を多く飲んでもらう必要があります

　子宮内膜が薄い方、おりものの少ない方に処方しています

使用方法は・・・（セロフェン・セキソビッドとも同じです）

　　　生理５日目から、５日間内服してください

　　　生理１０～１２日目ごろに、診察を受けてください

　　　　超音波で卵胞の大きさを測定したり、排卵検査薬を使って、

　　　　排卵日を特定していきます

　　　排卵日の頃に、タイミングを合わせるか、人工授精をします

　　　排卵日の数日後に、診察を受けてください

　　　　超音波で、きちんと排卵したかどうかを確認します

　　　黄体ホルモン剤を処方します

　　　　子宮内膜の条件を整えて、着床を助けます

　　　妊娠したかどうか・・・次の生理が来るかどうか・・・

　　　　基礎体温表をつけながらお待ちください

簡単に書きましたが、お一人おひとりにしっかり説明させていただきます

また、お気軽に声をかけてくださいね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師　Ｋでした

不妊治療と体重の関係って・・・！？

ＢＭＩって知っていますか

体重（ｋｇ）÷身長（ｍ）÷身長（ｍ）で計算するものです

この数値が・・・１８、５未満：やせ　　１８、５～２５：ふつう　　２５以上：肥満

・・・とされていて、２２が標準と考えられています

すなわち、２２×身長（ｍ）×身長（ｍ）で、標準体重が計算されます

さてさて、あなたのＢＭＩは・・・

あなたの身長に対する標準体重は・・・

体重が多すぎても、体重が少なすぎても妊娠にはいい影響を与えません

体重が多すぎると、排卵障害の原因になる場合があります

体重が少なすぎると、卵巣機能が低下してしまうことも考えられます

無理なダイエットをして、生理が止まってしまった話を聞いたことがありませんか

体重が多めの方へ・・・

　　　季節も良くなって、食欲もアップしますが、運動もしやすい気候になりますね

　　　食欲の秋もスポーツの秋も両方楽しんで下さい

　　　食べた分は消費するように心がけてください

　　　先ほども書きましたが、くれぐれも無理なダイエットはです

　　　１週間で０．５ｋｇ、１ヶ月で２ｋｇくらいまでのペースが理想的です

体重が少なすぎる方へ・・・

　　　今の体重や体型にコンプレックスを持ち、

　　　もっと体重を減らしたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません

　　　体重を増やすようにいわれても抵抗感をもたれるかもしれません

　　　でも、体重と卵巣機能・ホルモン分泌は関係あることを覚えていてください

　　　もちろん、こちらも急激な体重増加はよくありません

　　　少しずつ標準体重に近づけていきましょう

・・・・・・なんて、言うのは簡単ですが、なかなか難しいことは百も承知です

でもでも、標準体重と妊娠には関係ありですよ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師　Ｋでした