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毎年この季節になると、ついつい、いろいろと来年の目標を立ててみたり、今年できなかったことをいっぱい反省してみたりしてしまいます。
年賀状を書きながら、今年こそは久しぶりに会いたいな・・・と、友人のことを思いつつ・・・バタバタと1年は過ぎ去り・・・なかなか実現できません。
でも、今年も1年、日々平和に過ごせていることに感謝しています。
皆さんは、年末年始はどのように過ごされますか?
来年も幸せな1年となりますように!!
看護師Kでした
AMH(抗ミュラー管ホルモン/Anti-Mullerian hormone)とは
発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンで、
卵巣年齢が何歳ぐらいか推定することができます
ホルモンの値が低値であると卵巣年齢が高い
つまり卵巣の老化が進んでいる事を示しています
AMH低値であるということは、
卵巣予備能力が低くなっていることを示しており、
卵巣刺激をしても反応しにくくなるため、
早めのステップアップをお勧めしています
当院での検査対象
血中FSH値が高値である
早発卵巣機能不全の可能性がある
子宮内膜症・子宮筋腫あるいは、子宮・卵巣・卵管の手術の既往歴がある
クラミジア感染症の既往歴や虫垂炎など卵巣周囲に癒着の可能性がある
体外受精あるいは顕微授精を予定している
不妊治療を受けたが妊娠に至らなかった
費用8,400円(税込み)
体外受精の場合はAMH低値であると
採取できる卵子の数が少なくなります
AMH高値であると卵巣過剰刺激症候群になる可能性が高く、
卵巣刺激法の選択の手段としても用いられます
AMHの値は25~30歳をピークに年齢とともに減少していきます
しかし、実際の年齢が若くても卵巣年齢が高ければ、
自然排卵が起こりにくく、妊娠の機会が減ってしまいます
でした
性周期に関するホルモンについて3回書いてきましたが
エストロゲンとプロゲステロンが協調して働いてるんだな。
というのが少しわかっていただけたのではないでしょうか
実は、エストロゲンとプロゲステロンはどちらのホルモンも、
2つの細胞と別の2種類のホルモン(ゴナドトロピン)によって、
産生・分泌されています
2つの細胞は、どちらも卵巣にある卵胞に存在します
ゴナドトロピンとは、LH、FSHという2種類のホルモンを指し、
脳で作られています
ゴナドトロピン(LH,FSH)については次回説明しますね
細胞とかゴナドトロピンとか聞きなれない言葉に
抵抗があるかも知れませんが
簡単に言うと、「女性ホルモンは卵巣で作られ、
脳の指令によってコントロールされている」ということです
前回は女性ホルモンの話をしましたが、
今回は女性ホルモンの中のエストロゲンの働きについて
エストロゲンには、エストロン(E1)、
エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)の3種類があり、
中でも最も作用が強いのがエストラジオール(E2)です
このエストラジオール(E2)は、卵巣で卵胞発育とともに産生されるため
卵胞ホルモンとも呼ばれています
エストロゲンの働き
排卵期前にエストロゲンの分泌が減少することで
基礎体温が低温期に移行します
また、エストロゲンは女性生殖器以外にも
重要な役割を果たしています
肝臓に対して ・・・LDLコレステロールの低下
血管・血液に対して ・・・血管拡張作用
・・・抗動脈硬化作用
・・・凝固能亢進
骨に対して ・・・骨量の維持
・・・コラーゲンの合成促進
皮膚に対して ・・・皮脂腺の分泌抑制
更年期以降ではエストロゲンの分泌が低下するため、
更年期障害の症状となる、
骨粗鬆症や高脂血症のリスクが高まります
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