岡本クリニック

子宝草日記②

ずいぶんとUPが遅くなりました　　　申し訳ありません

いつの間にか冬から春へ、たまに初夏を思わせるような気候になることもありますが、皆様のお身体は大丈夫ですか

さてさて、患者さまからいただいた『子宝草』ですが、少しずつ季節が進むにつれグングンと大きくなってきました

←２月１０日撮影

このころから、少しずつ成長のバラつきがではじめました

←３月２２日撮影

大きい芽はさほど心配はしていませんが、まだ小さい芽は「大丈夫かなちゃんと大きくなってくれるかな?」と、とても心配になってしまいます。親心と言うものでしょうか

ある患者さまから、「子宝草希望」の声がかかりました。　

この写真の通り、まだまだ小さい子宝草たち、それと気温がまだまだ低い日があるので、この状態で差し上げるのは申し訳ないので、もう少し大きく、暖かくなってから差し上げようと思っています。　　もう少しお待ちください。　　　　　　　　　　　　　この子たちのお母さんもスクスク育っていま～す。

そして、我が家のお花です。こちらも、暖かくなるにつれ色々な花が咲き始めました。

もうすぐガーデニングが楽しくなる季節です。今年も色々なお花を育てて楽しみたいと思います　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

看護師　　　亀井

不妊の原因～女性編 卵巣因子③PCOS

今回は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群/たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)について

お話したいと思います

　

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群/たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)

卵巣の膜が硬く、育った卵胞がうまく排卵できない症状です

　

自覚症状として、生理不順や、無月経といった月経異常があります。

また、無排卵周期であったり、

多毛・にきびといった男性化徴候が表れることもあります。

　

月経異常に加えて、

血液検査で、卵胞刺激ホルモン(FSH)は、正常値ですが、

黄体形成ホルモン(LH)値が高い値を示します。

男性ホルモンが高い値を示す場合もあります。

また、経膣超音波検査によって

多数の卵胞の嚢胞状変化(ネックレスサイン)

の症状を認めると、

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群/たのほうせいらんそうしょうこうぐん)と診断されます

　

排卵を刺激するホルモンを使うことで排卵を促しますが、

卵巣を刺激しすぎると、OHSS(卵巣過剰刺激症候群/らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)の

危険性も伴います

また、卵巣を覆っている硬くなった膜をレーザーなどで焼く腹腔鏡下手術も有効ですが、

効果は1～2年程で失われてしまいます

　

自覚症状

　　生理不順

　　無月経

　　肥満気味

　　男性化

　検査

　　血液検査

　　経膣超音波検査

　

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群/たのほうせいらんそうしょうこうぐん)について、

ちょっとわかってもらえたでしょうか

　

　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　でした

卵の通り道『卵管』について～その①～

前回のお話の続きになりますが、卵は卵巣で蓄えられ、成熟し、排卵された後

卵管を通って着床の場である子宮にたどり着きます

今回はその卵の通り道”卵管”についてお話していきたいと思います

では、いつも通り形や大きさからお話します

卵管の長さは10～12cmです

もちろんその名の通り管状になっています

直径が約60μmの卵にとっては、とってもとっても長い道のりですよね

(精子の時にも並べてみましたが(笑)12cmだと卵は2000個並びます)

卵管の先(卵管采)はイソギンチャクのようになっていて

腹腔に排卵された卵をキャッチできるようになっています

そして、そこから卵管の中を子宮の方へ向かって流れている卵管分泌液の流れにのって卵は子宮に向かって移動して行きます

次回は、卵管の内部をもう少し詳しく見ていただきたいと思います

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でした