しばらく間があいてしまいましたが、今回は
無精子症についてお話したいと思います
無精子症とは、読んで字の如く、射出精液の中に精子が全く出てこない症状です
なので、自然に妊娠する可能性は極めて低くなります
まれに、治療により改善
することもありますが、ほとんどの場合、
精巣から直接精子を採取する手術（TESE）が必要になります
当クリニック
では１９９４年から無精子症に取り組んできました
『不妊の原因～男性編②』のグラフより、初めて男性外来を受診された方のうち、
約２０％の方が無精子症と診断されています
そして、右のグラフは当クリニックの
TESEにおける精子の有無を示しています
約６０％の人は精子が見つかりました
が、
約４０％の人は精子が見つかっていません
TESEをすればみんな精子が見つかるというものでもないのです
これから少しずつですが、詳しく説明していきたいと思います
でした
あけましておめでとうございます
年になりました
お正月はいかがお過ごしでしたか？
飲んで
食べて
寝て
･･･
まさに丑年（牛にも失礼かしら
）
体重増えちゃった
って人も多いんじゃないでしょうか
ところで昨日七草粥食べました？
厄払いと健康を祈りつつ、一年の無病息災を願って食べるんですって
（私は知りませんでした）
お正月の暴飲暴食で弱ったお腹を休ませる目的もあるんですよ
皆さんもお体に気をつけて、今年も元気で過ごせますように
そして、少しでも皆さんのお役に立てるよう、今年も頑張っていきます
よろしくお願いします
培養室一同
前回の卵巣因子からさらに掘り下げて今回は、卵巣機能不全について説明しようと思います
卵巣機能不全
卵巣の主な働きは、卵を蓄え、成熟させて排卵することと、
エストロゲンなどといった性ホルモンを合成・分泌すること
です。
この２つの働きが正常に行われないことを卵巣機能不全といいます。
卵巣機能不全になると、卵子が十分に育たなかったり、成熟しても排卵しなかったりすることがあります
生理不順や、無月経といった自覚症状が現れることもあります
卵巣機能不全になる原因としては、卵巣自体の障害、
または、卵巣に関わるホルモンを分泌する視床下部や脳下垂体自体の障害と、
ホルモンの分泌不全といったものが挙げられます。
また、ストレス
や過度のダイエット
によってホルモンの分泌がうまくいかず、
卵巣機能不全となる場合もあります。
不足しているホルモンを補充すること
によって、正常な状態に近づけることで治療していきます。
自覚症状
生理不順
無月経
検査
血液検査
次回は、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群/たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)について、説明したいと思います
でした
最近少し涼しくなってきましたが、まだまだ暑かったお盆休みはいかがお過ごしでしたか
私は長野県へ避暑に行ってきました
今の大阪くらいの涼しさでしたよ
雨が降って
あまりウロウロできなかったのですが、軽井沢のアウトレットに行ってきました
人が多くて驚きましたが、少しリッチにフレンチのランチなんかしてリゾートを味わってきました
長野県は・・・・・
桜も水芭蕉も紫陽花(ｱｼﾞｻｲ)も睡蓮(ｽｲﾚﾝ)も秋桜(ｺｽﾓｽ)も大阪と違って半年程の間にイッキに咲きます
写真をとったので少し見てみて下さい
桜と水芭蕉は5月、7～8月に紫陽花と睡蓮、9～10月に秋桜と紅葉なんです
大阪とは違ったペースで花が季節を感じさせてくれます
たまには、いつもと違ってゆっくりした時間を過ごすと心も体もリフレッシュしますよね
旅にはつきものですが・・・・
お猿さんだって温泉に入ったらこんなにリラックスできるのだから私もとゆっくり温泉に入ってきました
そして、こんな温かい家族をみて、自分も頑張ろうと思いました
でした
信楽焼き体験をしてきました
２点まで作れる、ということで、どんぶりとグラス
にチャレンジ
土台部分は係りの方に作っていただいて、
さぁ、手に水をつけて、どんぶりになるようにろくろを回していく…のですが
初体験ということもあって、なかなか難しい
見た感じの印象で、土はぐにゃぐにゃ柔らかいイメージでいたんですが、
実際触ってみると、ぎっしりつまった感じで意外と固いんです。
大きく、薄くしようとすると、縁の方ばかり薄くなってしまって、
なんだかへろへろに
お手伝いしてもらって、なんとか１点目のどんぶり完成
早速２点目のグラスに取り掛かったのですが、グラスはさらに難しかったです
縦長なので、奥まで手が入れられず、どうやって形作っていけばいいのか悪戦苦闘
結局どんぶり以上に係りの方の手を借りることになりました
２点作り終わった後、余った土で遊んでいたのですが、
実は土台と取っ掛かり部分作りが一番大変でした
基礎って大事なんだなぁ…と焼き物体験で実感しました
8月28日・29日に受精着床学会という学会に参加してきました
福岡県の国際会議場
というところで開催されたのですが、やっぱり遠いですね
私にとっては初福岡
でした
出張というと、いつも行って
即帰り、次の日から仕事・・・というパターンですが、
今回は27日に前乗りして、少し観光させていただきました（ラッコに会いました）
・・・といっても・・で夏だというのにとても寒かったです
学会はというと、「反復失敗症例の検討」、「ICSI技術のビデオ発表」など、
とても身近な観点からの発表も多く、大変勉強になりました
内容は少し専門的
なことになってしまうので、追々書いていくことにしますが、
これからの治療に少しでも役立てられるよう、日々精進していきたいと思います
でした
卵巣についてのお話は前回、『卵のお部屋は卵巣です！』でが話してくれたので
今回は卵巣が原因となる不妊症についてお話したいと思います
普段、卵巣を意識して生活することなんてないと思いますが
女性
にしかない器官のひとつで、体にとってなくてはならない重要な働きをします。
女性特有の生理周期も、脳の指令と卵巣の反応によってコントロールされています
また、卵が作り出される場としての機能も備わっているので、とても大切なんです
この卵巣の働きが乱れると、できてくる卵や体の不調にもつながってきます
卵巣によって起こる不妊原因には以下のものがあげられます
卵巣機能不全
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群／たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)
高プロラクチン血症
黄体機能不全
LUF(黄体化非破裂卵胞／おうたいかひはれつらんぽう)
卵子不良
体に現れるサインは、痛み
があったりするものではないのでわかりづらいですが、
生理周期が乱れてるとか、基礎体温表が不安定
といったことが指標になってきます。
それぞれの説明は、また後ほど
でした
『不妊の原因～女性編②卵巣因子について』のお話の前に、少し卵巣のことを知ってもらおうと思います
ということで今回は、卵が排卵するまでいるお部屋”卵巣”についてお話します
まずは、お部屋の広さですが、親指の頭ぐらいで容量は4～10gです
形は、楕円形をしています
排卵された卵は 卵管の中で受精 ⇒ 子宮に着床 することはもちろんご存知ですよね
排卵の時には、卵管の先の”卵管采”が排卵した卵をキャッチするために接近してくるんですよ
そして・・・卵巣の働きは、卵を蓄え、成熟させて排卵することです
卵は卵巣の中で、”卵胞”と呼ばれる個別の袋に分かれて成熟していきます
成長を始めた5～15個の卵胞のうち、最も成長の早い1つの卵胞から成熟した1つの卵が排卵されます
これにはすべて、卵巣と脳にある下垂体と呼ばれる部分から分泌されるホルモンが関係しています
どうでしょうか少しは卵巣を知っていただけましたか
次は卵管についてお話しようと思ってます
でした
夏といえば、やっぱりお祭り
ということで、私は最近ひさしぶりに地元のお祭りに出かけてみました
昔流れていた、いかにも！なかんじの音頭に代わり、
新しいテーマソング
がかかっていたり、パレードもずいぶん豪華になっていたり、
色々変化していました。
人出も以前より増えた気がして、
人口増えたのかな～、発展してるんだな～、と妙なところで感心してしまいました
浴衣を着ている人もやっぱりずいぶん増えましたね
最近の浴衣って、デザインも豊富で本当にカワイイ
ちらちら横目で見ることもしばしば、、、
そんなかんじで、記憶と違っている部分もありましたが、
総合案内所で配っていたうちわのデザインは同じままで、
家にもあったなぁ、と懐かしい気持ちになりました。
皆さんも、お盆で地元に帰られた時は
ぜひお祭りに参加してみてくださいね
きっと、新しい発見＆懐かしい体験ができますよ
それでは、今回は射精障害についてお話したいと思います
射精障害には以下のもの等があります
①逆行性射精 （膀胱内に射精されるため、射精液がほとんどない）
②無射精症 （一度も射精がない）
③膣内射精障害 （勃起はできるが、膣内射精ができない）
④薬剤性射精障害 （向精神薬・高血圧治療薬・抗潰瘍薬を服用）
これらの場合、自然妊娠は難しくなります
「なんかおかしいな･･･
」と少しでも感じたら、泌尿器科を受診してみてください
当クリニックでは男性外来もあるので、気軽に来てみてくださいね（要予約）
でした
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