前回は子宮の形や大きさ、排卵時期の子宮粘液のお話をしましたが・・・
今回は、受精した後
受精卵が着床するまでのお話をしたいと思います
精子と卵子がうまく受精したとしても、子宮の中にある子宮内膜がうまく準備できていないと
受精卵がやってきても、うまくくっつく(=着床する)ことができません
私達の体は子宮内膜をどうやって準備するのか
それはすべて月経周期に合わせて
増殖⇒剥離⇒出血のサイクルを繰り返し準備を進めています
増殖期(生理から排卵までの時期)の内膜はホルモン(エストロゲン)の増加に伴って
約0.5mmから徐々に3~4mmまで増殖します
分泌期(排卵後から生理までの時期)の内膜はホルモン(プロゲステロン)の働きで
浮腫んだような状態になり、実寸で約7mmまで厚くなります
→妊娠が成立しなかった場合は、
月経期に子宮内膜は剥離し、血液や粘液と共に子宮外に排出されます
→妊娠が成立した場合、そのまま内膜は維持され、卵が埋もれていきます
そして、そこに赤ちゃんと胎盤ができていくのです
卵が卵管内を移動し受精や発生している間に
受精卵を受け入れる準備を着々と進めている子宮について
少しは知って頂けましたか
でした
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