あけましておめでとうございます。
岡本クリニックは16回目の新年を迎えました。
新しい年に気が引き締まります。
1978年3月に大学を卒業して医師としての第一歩を踏み出し、大学病院6年間、市民病院9年半の勤務を経て、1993年5月に岡本レディースクリニック、96年5月に岡本クリニックを開設しましたので、勤務医15年間、開業医15年間を経験させていただいたことになります。
私の勤務医時代は、産科医総数は現在よりも多く(といっても、産婦人科医は他の診療科よりは少なくなってきていました)、近くでご開業の産婦人科も多くありましたが、お産をされる方は現在よりも多かったので、産婦人科の同期生は3名でしたが、勤務はやはり極めてハードなものでした。 自分なりに、燃えたぎる情熱をもって、一生懸命、お産に、手術にと頑張りました。 この経験が、今の自分を支えてくれているのですが、この礎を与えて下さったのは、この時代を共に過ごさせていただいた先輩、同僚、スタッフ、そして最も大きな存在は私を育てて下さった患者さんであると感謝の念でいっぱいです。
現在、産科医の減少による産科医療の崩壊が連日報じられる時代になりました。
最新の医療知識に遅れることなく努力し、少しでも技術習得し、自分の限界をわきまえた範囲で現場で実践することは医師の義務ではありますが、それだけでは医療は成り立ちません。
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