梅雨入りしたものの、雨が降ったり晴れたり、梅雨らしくないですね
雨が降ると、私は何かと不便で『イヤだなあ』と思ってしまいます。
子どもたちは雨の日が大好きで、『雨降ってる傘さして行こう』と大喜びです。
長靴を履いて、水たまりをバシャバシャ歩いて、長靴の中までビショビショにして・・・『やめなさい』等と言いながら歩いていたら、知らないおじさんに『子どもはこういうことが好きなんだからやらせてあげなさい』というようなことを言われてしまいました。私は『そうですね・・・』と返事をし、子どもたちは味方を得て一層激しくバシャバシャ・・・そして私は『もう、いい加減にしなさい』と。
他の人から見たら、私って口うるさい母親に見えるのかしら・・・ちょっとイヤだなあ
でも、私は知らない方に声をかけられて、嬉しいような温かい気持ちになりました。なぜだろう・・・
本当は私だって、他人に迷惑をかけなければ、どんなにぬれたり汚れたりしてもいいけれど、跳ね上がった泥水で誰かを汚してしまったら・・・と思うと、ついつい大きな声で『やめなさい』と言ってしまいます。
もっといえば、雨の日は基本的に車で移動しているのですが、ちょっと時間に余裕のあるときには、子どもたちの喜ぶ顔が見たいので、雨の中を歩くようにしています。そして、そんな時間は、いつも時間がないと急ぎ足で生活しているから、私には贅沢で大切にしたい時間と感じています
・・・だから、そんなときのおじさんの一言は、私にも見方をしてくれているような気持ちにさせてくれたのかもしれません。わかってもらえたような、安心させてもらえたような、認めてもらえたような、励まされたような・・・
おじさんの本心はわかりませんが、私はすっかりいい気分です。おじさんに感謝!?ありがとうございます。
さて、この仕事をしているといろいろな患者さんとの出会いがあります。そして、皆さん悩みや迷いや不安やこだわりや期待や・・・いろいろと複雑なお気持ちのはずです。その気持ちを言葉や表情に出される方もいらっしゃるし、がんばって隠しておられるんだろうなと感じられる方もいらっしゃいます。なかなかじっくりお話をうかがうことが出来ませんが、ちょっとした時に、あのおじさんのように、患者さんの心を少しだけ軽やかにできるようなちょっとした一言をさらりと言えるナースになりたいです。
Kでした
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