前回は、精子の移動中の障害部位についてお話しましたが
今回は移動中、精子自身に起こっていることをお話します
前回お話しした、卵管のくぼみにうまくくっついた精子は
くぼみから離れた後に受精能獲得(キャパシテーション)を始めると言われています
名前の通り受精するための能力を身につけるのです
これが起こらなければ精子は受精することができません
従って。。。体外に射出された直後の精子にはこれがないため、
培養液で時間をかけて培養することにより受精能を獲得させます
そして・・・・・
卵管を移動中、キャパシテーションが始まると
精子は超活性化(ハイパーアクチベーション)した状態になります
ただ泳いで進むだけでなく鞭打ち運動でより激しく運動します
このときの精子は尾が2本に見えるくらい激しく動いているんです
これでやっと精子の準備は完了しました
あとは、卵に向かってひたすら進んでいくのです
でした
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