岡本クリニック

排卵チェッカーって何・・・！？

排卵チェッカーを使ったことのある方は多くいらっしゃることと思います

妊娠を希望されていれば、排卵の頃に性交渉がなければなりません

そこで、排卵のタイミングを予測するために排卵チェッカーを使います

まず、排卵の仕組みから･･･

大脳の下垂体から分泌される黄体化ホルモン（ＬＨ）が、

卵巣の中の成熟卵胞に働きかけ、排卵を起こします

黄体化ホルモン（ＬＨ）値が上昇し始めてから、

３６時間後に、約９０％の成熟卵胞が排卵すると言われています

黄体化ホルモン（ＬＨ）値は、出始めてから徐々に上昇し、

ピークに達し、排卵が起こります

そして、その後徐々に下降していきます

次に、ここ岡本クリニックで使っている排卵チェッカーは・・・

尿検査で、尿中の黄体化ホルモン（ＬＨ）値を測定するものです

反応の色の濃淡で、黄体化ホルモン（ＬＨ）値を測定して、

排卵のタイミングを予測していきます

例えば・・・薄く（＋）ならば、明日が排卵日かな?

濃く（＋）ならば、今日が排卵日かな?・・・と判定します

排卵チェッカーを山ほど持っていれば、

毎日していれば、わかりやすいですが・・・そうじゃないので

ここ岡本クリニックでは、超音波で卵胞計測をして、

いつから排卵チェッカーを使ったらいいのか、

排卵チェッカーの使い方や、判定の仕方はどうなのか、

もしも（＋）にならない場合はどうしたらいいのか、

・・・などをお伝えしています

効率よく、排卵チェッカーを利用しましょう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Ｋでした

小さな疑問（５）

排卵日に性交渉がなければ、絶対妊娠しないのですか

・・・いいえ、そんなことはありません

もちろん排卵日に性交渉がある方が妊娠する確率は高くなるでしょうが、

多少ズレていても妊娠される場合はあります

精子の寿命は3日から数日間、卵子の寿命は半日から1日間くらい・・・と言われています

したがって、排卵日より後に性交渉があっても、妊娠とはあまり関係なさそうですが、

排卵日の数日前に性交渉があったら、十分妊娠の可能性はあるようです

反対に、排卵日にしっかり合わせてチャンスがあっても妊娠しない場合も数多くあります

妊娠に関する要素はいろいろあるんですね・・・

またまた、妊娠って奇跡だわ･･･と思います

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Ｋでした

 

 

小さな疑問（４）

排卵の頃に性交渉をもったら、すぐに受精して、受精卵はすぐに着床するのですか

・・・いいえ

排卵から着床までは一週間くらいかかるそうです

排卵した卵子は、精子と出会い、受精して、

着床できる状態まで、分割を繰り返していきます

そして、子宮内膜は受精卵を受け入れるために状態を整えていきます

・・・ほかにもいろいろ･･･すべてがうまくそろったときに、着床が成立します

その間、一週間くらいは必要です

小さなステップが積み重なって、妊娠という大きな結果につながっています

なかなか妊娠されない場合には、ハードルがいっぱいあるのね・・・と

不安になってしまうかもしれません

でも、知れば知るほど、妊娠って奇跡だわ・・・と感動します

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Ｋでした

排卵チェッカーを使いこなしましょう・・・！！

ケース１・・・　

　排卵前に受診して、超音波検査で卵胞計測してもらって、

　いつから使えばいいかを聞いて、使い方も間違っていないのに、

　もらった排卵チェッカーを全部使っても、反応が出ません

　もう排卵しちゃいましたか

ケース２・・・

　薄く（＋）が出たので、翌日にもチェックして、

　もっと濃く（＋）が出ると思ったのに、同じくらいの薄さで（＋）でした

　結局、濃く（＋）が出なかったので、チャンスをもっていません

　もう排卵しちゃいましたか

ケース３・・・

　濃い色で（＋）が出て、タイミングももちました

　翌日、チェックしたら、薄くなっていました

　大丈夫ですか

診察室では、いろいろな小さな悩みや、小さな疑問を耳にします

お一人おひとり状況は違うので、私がお答えすることも違います

それぞれのケースでは、どんなことが考えられて、

私だったらどうお答えするでしょうか・・・ちょっと考えて・・・

また次回、ご紹介しますね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Ｋでした

久々の子宝草

あけましておめでとうございます

新しい年を迎え、気持ちも新たに不妊治療をがんばろうとしている方も多いことだと思います。

今年も、昨年同様ひとりでも多くの患者さんが赤ちゃんに出会えるようサポートして参ります

さて、おととしに患者さんから頂いた「子宝草」ですが、昨年は１０名ほどの患者さんの元に巣立って行きました。

その中で、めでたく妊娠された方は３名でした

妊娠された方は、「治療にしんどくなった時に、子宝草を見て癒された」など、多くの嬉しい感想をいただきました。

今の「子宝草」はこんな感じです。 
 
    
頂いた頃と比べて、ずいぶん大きくなりました　　　子供たちものすごく沢山出来ました　　（私もビックリです。知らない方は、過去の画像を見てもらえればお解かりかと・・・）

今年は、昨年以上に沢山の方が「子宝草」に出会い、そしてめでたく赤ちゃんにも出会えてもらえたらなぁと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師　　亀井

小さな疑問（３）

卵巣から排卵した卵子は、同じ側の卵管へ取り込まれるのですか

・・・いいえ違います

もしも、一方の卵管が閉塞していても、もう一方の卵管へ取り込まれて、

妊娠の可能性があるのだそうです

卵管が閉塞していると、その卵管采の働きが悪くなって、

他方の卵管采に卵子がキャッチされるんだそうです

片方の卵管が閉塞していたり、切除されている方には、嬉しい情報です

ただし、腹腔内に炎症・癒着があったりすると、

卵子が、卵巣から卵管采までスムーズにたどりつけませんので、要注意です

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　看護師Ｋでした