「人工授精」と「体外受精」の言葉の間違いをされる患者さんが
多くいらっしゃいますが、全く違いますのでご注意ください
簡単に言えば・・・
人工授精は、
排卵に合わせて、精子をチューブで子宮内に入れて、
それ以降は全て自然な感じです
体外受精は、
妻の卵子を体外に取り出し(採卵)、
夫の精子を準備してもらい(採精)、
まさに体外で、精子と卵子をあわせて(媒精)、
受精した卵子が育った「胚」を妻の子宮内に戻す(胚移植)…のことです
さらに、一般的に体外受精と言われているなかには、
「体外受精」と「顕微授精」があります
この違いは、の媒精の方法の違いです
「体外受精」は、卵子と精子の環境を調整して、自然に受精するのを待ちます
「顕微授精」は、精子を一つだけ選んで、卵子の中に注入し、受精を助けます
「顕微授精」は基本的には、精子の条件を助けるための技術です
例えば、精液の中の精子が少ない方や
精液の中に精子が全くなく、手術で精巣から精子を採って、
その後、顕微授精される方もたくさんいらっしゃいます
ここ岡本クリニックで体外受精をされている患者さんは、
卵管に問題のある場合、
精子のデータがよくない場合
抗精子抗体陽性など免疫性不妊症の場合、
長期間治療をしてステップアップされる場合・・・様々な方がいらっしゃいます
気になる妊娠率(のべ件数あたり)は、2006年は31%、2007年は24、1%、
2008年は28、2%です
ちなみに、この妊娠率はすべての体外受精あたりで計算しています
20代の方から40代の方まで・・・体外受精または顕微授精をする原因も様々です
条件別のデータもありますが、ここでは控えさせていただきます
また、岡本クリニックでは、体外受精をご希望の方には、
ご夫婦ごとに個別で説明・相談を行っています
ご希望の方は、まずお電話でご連絡ください
看護師 Kでした
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